vol.25
「かをりちゃんももう18歳、今日で卒業や、今までお疲れさま」
自分でもうれしいのか、 悲しいのかよくわからない複雑な心境だった。 とはいえ、これだけの労働をしていたらもっとお金を稼げる。 という世間的常識は身についていたため、 出て行くことに異存はなかった。 かをりは次に行く場所はもっと都会にしよう と考えていた。ただ、東京や大阪はまだ恐い。 名古屋は岐阜から近いので、 知り合いに会う可能性もあるから嫌だった。 どうせならもっと遠いところ。 そうだ北海道にしよう。
by kb1986
| 2006-07-18 19:59
| 第二章 希望
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